ドコモ光の単独タイプとは、プロバイダを自由に選べるプランです。
料金はタイプAと一緒でドコモのスマホ割引が使えます。一方でプロバイダは自分で別途契約するため別料金となるため割高になります。
この記事ではドコモ光 単独タイプのメリット・デメリットをまとめ、2社のプロバイダを複数利用する方法を紹介します。
ドコモ光 単独タイプとは
ドコモ光単独タイプとはドコモ光指定プロバイダ以外のプロバイダを自由に選べるタイプです。
本来は、ドコモ光はインターネット料金とプロバイダ料金が一体型の契約です。
ドコモ光 単独タイプ インターネット料金
単独タイプ | タイプA | |
戸建 | 5,500円 | 5,280円 |
マンション | 4,180円 | 4,400円 |
タイプAに比べると220円安いです。
単独タイプの解約金・スマホ割引は一緒
単独タイプの解約金・スマホ割引はタイプA,タイプBと同様の取り扱いです。
ドコモ光 単独タイプ 解約金
- 戸建タイプ 14,300円
- マンションタイプ 8,800円
スマホ割引はこちらで解説ドコモ光 料金プランとサービスの割引は?
ドコモ光 単独タイプのメリット
メリット1:自由に好きなプロバイダを選べる
ドコモ光 単独タイプのメリットは自由に好きなプロバイダを選べることです。
例えば、ドコモ光プロバイダに指定されていないyahoo!BBなどは単独タイプで利用できます。
フレッツ光からドコモ光に転用する際などに設定を変更するのが面倒だと言う方には良いメリットになります。
メリット2:ドコモのスマホ割引が適用される
ドコモ光の単独タイプであれ、利用すればスマホ割引が適用されます。
フレッツ光+プロバイダで利用する場合はドコモのスマホ割引はありません。
戸建向けのフレッツ 光ネクスト ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼では、1,2年目で4,430円。3年目以降4,521円なのでドコモ光 単独タイプの方が高くなります。
しかし、スマホ割引を適用させると実質的に安くなる場合があります。
フレッツ光単独で利用するよりはスマホ割引が適用されるため、スマホ代を含める安くなる可能性があるのでドコモ光指定プロバイダ以外でも引き続き利用するメリットはあります。
ドコモ光 単独タイプのデメリット
デメリット:プロバイダ料金が別にかかる
ドコモ光単独タイプの最も大きなデメリットはプロバイダ料金が別途かかることです。
戸建プランで yahoo!BBの場合とドコモ光タイプAを試算、比較してみました。
単独タイプ | タイプA | |
戸建プラン | 5,500円 | 5,720円 |
プロバイダ料金 | 1,320円 | 0円 |
合計 | 6,820円 | 5,720円 |
単独タイプだとプロバイダ料金が必要なので1,000円程度高いという結果になってしまいました。
ただ、プロバイダ提供サービスは使えます。
例えば、yahoo!BBの場合ですと、ドコモ光 v6プラスに相当するようなIPv6高速ハイブリッドをオプション※で利用できます。
※光BBユニットレンタルで月額550円〜
回線品質に関してはオプションを利用すれば改善できます。しかし、それだけ料金が高くなってしまいます。
デメリット2:ドコモ光 プロバイダ非対応の場合がある
二つ目のデメリットはドコモ光に非対応のプロバイダがあることです。
非対応プロバイダに関してはドコモで発表していません。
場合よっては使いたいと思っていたプロバイダが使えない可能性がある。
これは単独タイプのデメリットになるでしょう。
ドコモ光 単独タイプを選ばなくても自由にプロバイダを選べる
そもそもプロバイダは別契約をしても接続できる
あまり知られていない話ですが、ドコモ光の単独タイプを選ばなくても自由にプロバイダ契約はできます。
というのもドコモ光は光コラボレーションの一種であり、フレッツ光回線を使っているからです。
細かな話は省略しますが、プロバイダは接続部分を担う会社です。
フレッツ光回線を利用しているならドコモ光以外のプロバイダ契約をしていればインターネットにつなげることができます。
筆者も以前、So-net光からソフトバンク光へ乗り換えした際に1ヶ月間 2つのプロバイダで接続できました。
ドコモ光 単独タイプを選ぶならタイプAを契約すればOK
ドコモ光 単独タイプを選ぶくらいならタイプAを契約した方が良いです。
見方を変えればたった単独タイプに220円追加するだけでタイプAのプロバイダが使えるわけです。
ドコモ光のプロバイダ間で競争しているため無料Wi-Fiルーターレンタルやv6プラスオプションの無料提供も行われています。
この無料部分のオプションを受け取ってから別プロバイダを申し込めば良いです。
別プロバイダを利用する際は、PPPoE設定を変更すれば良いだけです。
無理に単独タイプを選ぶのではなくドコモ光タイプAを選んで置いて気に入らない場合は別途プロバイダに申し込む形が利便性が高いです。
【結論】ドコモ光 単独タイプは基本的に不要
ドコモ光 単独タイプという選択肢が用意されていますが、基本的に不要です。
どうしても別プロバイダを利用したい場合はタイプAを選択した上で別プロバイダを利用するようにしましょう。
2つのプロバイダを使いたい理由はおそらく…
- メールアドレスを引き続き使いたい
- ゲーム利用時などでISP規制のないプロバイダを使いたい
の2通りかと思います。
プロバイダ提供のメールアドレスについては月額300円程度で引き続き利用可能です。プロバイダに問い合わせてください。
ISP規制のないプロバイダに関しては『通信速度が激減するISP規制とは?光回線 選び前に知っておこう!』にて解説しています。
ドコモ光 のおすすめプロバイダは以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。