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ケーブルテレビ系【CATV】のインターネットは遅い?仕組み・光回線との違いを紹介!

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インターネット回線といえば光回線が主流ですが、ケーブルテレビと一緒に契約できるインターネットもなんだか良さそう。どちらを契約するか悩んでいるのではないでしょうか。

料金を考えると全てまとめて契約した方が安く済みそうだし、楽ですよね。

でも、ケーブルテレビ系【CATV】のインターネットを検索してみると「遅い」という評判もあり、本当に契約しても良いのか悩んでいるかと思います。

そこでケーブルテレビ系のインターネットの仕組み、メリット・デメリットをまとめていきます。

CATV系インターネットの仕組み

現在のCATV系インターネットは「光ハイブリッド方式」で配信されています。

光ハイブリッドですから簡単にいえば「CATVの有線放送網に光ファイバーを用いた」ものなのですが、そもそもCATV系のインターネットはわりと早くからインターネットサービスはオプションとして付加されていた筈。

「光ハイブリッド方式」の解説の前に、これに至るまでの敬意を少しばかり知っておきましょう。

ひと通り目を通しておけば、以降の解説もさらに解りやすくなりますよ。

CATVの有線放送網は電波状態の悪い地域で大活躍

元来CATVと言えば、電波状態の芳しくない地域で受信できないテレビチャンネルを良好な状態で視聴することができる、同軸ケーブ配線でのネットワーク網でした。

アンテナをいくつも立てる必要もなく、どうしても受信できなかった放送がCATVに加入するだけですべて見えてしまうわけですから、山間部など起伏の多い日本の地形上恩恵を被った地域は相当なものです。

本来CATV会社のサービスは、オール有線接続による良好な放送電波の配信が目的ですから「テレビを見る」「地域放送網を確立する」といったニーズは、同軸ケーブルの有線放送網で充分に果たしてはいたわけです。

また民放放送の受信補填だけでなく、各地域の運動会やイベント事などのコミュニティ放送もその身近さが受け、とくに情報の入り難かった山間部やへき地の多い地域ではCATVの加入が不可欠ともなっていました。

そのうちインターネットのニーズが急速に高まり、折角敷設したこのCATV網を利用しない手はないと各CATV会社はインターネットの配信もスタートしました。

同軸ケーブルだけではインターネットには不適で不評

ところが同軸ケーブル特有の「ノイズを拾いやすい」という弱点などから、雷や天候状態、道路工事などの環境要因による影響もあり、受信世帯によっては「あまりに遅い」「ほとんど使い物にならない」と悪評が立ち「CATVのインターネットは遅くて高いオプション」という負のイメージが根付いていったわけです。

こうしてCATV各社の独自の有線ネットワークにオプションとしてインターネットサービスを付加し活かそうとした戦略は大苦戦に陥ります。

さらに地デジ化も加わりCATVは苦境に

その後、まさかの国が提唱する国民全世帯受信を目指す地上波(おもにテレビ放送)の地デジ化や、高速ブロードバンドを日常社会で常態化するための動きが強まり、各CATVは「有線放送は不要、ネットは不評」との世評の流れを払拭すべく、生き残りを賭けて次の一手を模索します。

「光」のとり込みでまさに光が差し込める

この時すでにブロードバンド社会は光回線がイッキに浸透「固定回線と言えば光ファイバー」という流れが定着し始めていました。

もちろんCATV会社とて光ファイバーの浸透は横目で見てきたわけですが新たに敷設するにはそれなりの設備投資も必要、折角の有線放送網をなんとか活かせないかというジレンマがあるわけです。

さらにはNTTまでが電話回線を利用したADSLの新規受け付けを終了するに至り「ネットと言えば光ファイバー」という概念が定着し始めます。

ここで各CATV会社は、自社の有線ネットワークを基盤にさらなる設備投資をしてでも有用性のある光ファイバーの導入に踏み切ることになります。

これが、光ファイバーと同軸ケーブルの「光ハイブリッド方式」という、現在CATV系では主流の伝送方式になる訳です。

この「光ハイブリッド方式」では、既存の同軸ケーブルでの有線放送網も活かせるとあって、地デジ化により大きく存在感を失いつつあるCATV各社に、まさに「光が差す」革新的な伝送技術でもあるんです。

「光ハイブリッド」とは

ここまでの経緯ですでに見えてきた方も多いと思いますが、光ハイブリッドとは光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせるしくみです。

イメージ的にはこんな感じです↓

http://www.nirai.ne.jp/hikari-hybrid.html

このように、CATV局からの幹線は光ファイバーで各戸の近くにある「光/電気変換器」まで、ここから各戸には安価で作業性やメンテナンスのし易い同軸ケーブルで伝送、各宅内ではSTBやモデム送られ、テレビやPCなどの端末に接続利用するといったものです。

ちなみに他の接続方式との違いを見てみましょう。

http://support.zaq.ne.jp/beginners/internet/06/03.html

この様に、ネット回線に同軸ケーブルを用いているのはCATVのみ。

まさに光ファイバーと同軸ケーブルで「ハイブリッド」というわけですね。

CATV系は遅いの?

さて、CATV系としては起死回生の光ハイブリッドでのインターネット配信ですが、その回線品質はどうなのでしょうか。

回線品質とはおもに回線速度や回線の安定度をいいますが、双方がうまく両立していないと結局は不安定な状況でネットを利用することになります。

回線品質にはいろんな不安定要因があるのですが、利用者の個々の環境はやはり個々でしか改善できませんよね。

重要なのはやはり送り手のハード面である「回線品質の良い伝送体制であるか」がポイントになります。

回線品質の良し悪しは「混み合わない」こと

よく速度低下の原因として「回線が混み合う」などと言われますが、これは局から送信される1本の回線を何世帯で共有しているか、またその各戸のネット利用状況にかかってきます。

フレッツ光の場合は32人乗りバスと同じ

よく「光コラボで人気のドコモ光にしたのに回線速度が遅い」などといった評判を聞きます。

これは人気が故の利用者の集中によって起こるんです。

局から送られる1本の光ファイバーは、局内スプリッタという装置で4分岐されて伝送、各戸の直近の電柱上にある局外スプリッタでさらに8分岐され各戸に配線されています。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000340534.pdf

要するに1本の光ファイバーは最大32世帯に分岐され、信号が伝送されているんですね。

クルマに例えると32人乗りバスが用意されているということです。

このバスに定員一杯の32人が乗っている状態と、ひと桁程度の人数が乗っている場合では、バスの負荷はどうでしょう? 明らかに走行は重く燃費も悪くなりますよね。

フレッツ光の人気プロバイダともなると利用環境にもよりますが、ピーク時にはほぼ満員状態となり、バスの燃費が悪化=光回線でいえば回線品質の悪化となる訳です。

フレッツ光はこうした理由から回線速度が遅くなることがありますが、CATV系はどうなのでしょう?

CATV系の分岐数など詳細は明かされていない

じつはCATV系では「帯域を少数の加入者のみで分割」とはありますが、フレッツ光の様な最大分岐数など詳細は何故か明かされていません。

それでも実際「光ハイブリッドでも回線速度はまだまだもの足りない」といった総合評価となっているんです。

この原因として考えられるものは、やはり「同軸ケーブル部分の限界」なんですね。

CATV各社の公式サイトでは「電話線を使ったADSLよりも電波障害に強い同軸ケーブルを使っている」などとアピールされてはいますが、今は光回線の時代

純粋な光回線と比べてどうなのかといった良心的な?説明を表記しているCATVサイトは見かけません。

もちろんCATV系にとっては負のイメージでしかありませんから当然といえば当然なんですが。

混み合う混み合わないの問題は、詳細が明かされていないのでコメントはできませんが、同軸ケーブルにはどうしても先に説明した「流合雑音」の影響と、同軸ケーブル自体の性能の限界があり、やはりフレッツ光などと同等なスペックは引き出せないんです。

将来的には速度は改善される

ただ一部のCATV系などではこの速度の限界に着目し、既にフレッツ光と同様のオールFTTH(光ファイバー)化の取り組みまた既にサービス提供している事業者も出てきています。

参考第3回 将来のネットワークインフラに関する研究会 

今後ますますこうしたCATV系回線の弱点を補うべくFTTH化の対策が施されていくことでしょう。

そうなれば、光回線と同等の機能を持つだけでなく、元来のCATV独自の配信サービスなどと加えて、その多様性に形成が逆転する可能性だってあるんです。

その辺り、CATVの今後に期待したい所ですね。

CATV系インターネットのメリット・デメリット

CATV系インターネットのメリットとしては、ネット配信だけでなくアンテナ不要で地デジを含む豊富なチャンネルが見られるということです。

逆にデメリットは現在の所速度に難があるということで、速度優先のサイトや動画好きな人、対戦型やロールプレイング型のゲーム好きなど、アクティブ系のヘビーユーザーには不向きな点です。

まとめ

CATV系のインターネットは、CATV本来の「テレビ放送を安定した画質で見られる」という長所と「ネットで調べモノをする、地図や静止画を見る、コミュニケーションを図るだけといった、速度を必要としない利用者には向いているのかもしれません。

近い将来、フレッツ光回線に劣らないような回線品質になれば、これにテレビ配信が加わりCATV系はもっとも効率的なマルチメディアの配信手段として重宝されるでしょう。

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