フレッツ光プレミアム 終了 なぜ

2005年3月よりスタートしたフレッツ・光プレミアムのサービス提供が2019年1月末日をもって終了となります。

現在、フレッツ光プレミアムを利用中の方は、サービス終了と同時に契約終了となります。(解約扱い)

インターネットを使わないよ。という方は解約でも問題ないでしょうが、ネット、ひかり電話などサービスを引き続き使いたい方は手続きが必要となります。

結論を伝えると遅かれ早かれ光回線への乗り換えが必要です。この機会に光回線を見直したい方は以下の記事をご覧ください。

では、具体的に何を行えば良いのかわからない方に向けて、段階ごとにまとめました。フレッツ光プレミアム利用者の方は引き続き読み進めてください。

そもそもフレッツ光プレミアム回線とは

2016年6月、NTT西日本の公式サイトにこんなニュースがリリースされました。

約1年以上も前のニュースとはいえ、普段からNTTの公式サイトなんてチェックしているわけでもないし、いきなりそんなこと言われても…って感じですよね。

じつはこの光ネクストへの案内、フレッツ光プレミアムを使っている利用者には随分前から直接案内も行なっていたんです。

確かに自宅では随分以前からフレッツ光を使っているけど、その回線の種類が何なのかなんていちいち気にもしてないしネットが出来ればいい話、なんて人が多いのでは?

そもそもフレッツ光プレミアムって何なのでしょう?

フレッツ光プレミアムとは

フレッツ光プレミアムは、NTT西日本が提供する通信料完全定額制の光ファイバーを使ったインターネット回線接続サービスで、理論上最大100Mbpsの通信環境を実現できます。

ここまでなら「えっ? 100Mbpsも出れば充分だし何でやめるの? だいいちその後はどうしてくれるの?」 となりますよね。

たしかにここまでの話はいわばNTT西日本の一方的な都合、しかも契約上の問題にもなるはずなのに相談もなく勝手に決められても、となりますよね。

6年前にも地デジ化で同じようなことが起きていた

じつはこの話、6年前の2011年、地上波地デジ化の際に総務省が発表したアナログ放送終了の告知にそっくりなんです。

いかがです?NTT西日本の一方的な告知は、総務省の地デジ化の告知と内容こそ違えどそっくりなんです。

テレビ放送でもインターネットでも、それまで大した支障もなく楽しんでいるものを勝手に「終了告知」する、まるで大衆イジメの様な社会現象ですよね。

フレッツ光プレミアムはもう古い

もちろんいじめる側はそれなりの言い分があって、こんな無茶ぶりをするわけです。

今回のフレッツ光プレミアム終了の理由は、フレッツ光回線のすべてをすでに普及が進んでいる次世代ネットワークを活用した光インターネットサービス「フレッツ光ネクスト」に統一するためなんです。

なかでも大きな理由は「光コラボの普及」です。

参考光コラボのデメリット|メリットと問題事情

ご存知光コラボは、フレッツ光回線を利用したコラボ事業者によるインターネット接続サービス。

この光コラボは、「フレッツ光ネクスト」でのみサービス提供されているんです。

最も人気なソフトバンク光やドコモ光などの光コラボなどもすべてフレッツ光ネクスト回線です。

フレッツ光回線を卸売りしているNTTですから、光コラボが盛り上がるのもある意味売り上げにつながるわけですね。

プレミアムがネクストに変わっても、むしろ変わった方がNTTにとっては結局オトクなわけです。

この「フレッツ光ネクスト」についてはあらためて専用カテゴリで解説しますが、要するに今回の切り替えは「フレッツ光プレミアムはもう古い」からなんですね。

自宅のフレッツ光はどうやって調べる?

自宅のフレッツ光がプレミアムなのかどうか調べてみましょう。

■WEBから「フレッツ・キリカエチェッカー」で調べる

フレッツ光を利用中でネットが利用できる場合は、次のサイトにアクセスしてみて下さい。

→NTT西日本・フレッツ・キリカエチェッカー

するとこんな画面に代わるので赤枠部分「クリック!」を選択します。

診断の結果は一瞬です。

筆者の場合ははじめからフレッツ光ネクスト回線、しかも光コラボなのでこんな表示となりフレッツ光プレミアムではない、つまり2019年1月末以降もそのまま使えるということがわかります。

そもそもフレッツ光プレミアム回線を利用中だった場合は、

こんな案内がPCの画面に表示されていたはずです。

見逃していたかブラウザの設定(ポップアップ非表示)によって表示されなかったか、はたまた何かの営業かと勘違いしてすぐに消してしまったのかもしれませんね。

光回線の装置から調べる

現在何らかの理由でネットにアクセスできない方は、宅内に引き込まれた光回線に接続されてある装置を見ます。

光ファイバーが直接引き込んである装置はONUという光回線終端装置、まずこれはフレッツ光回線には必ず必要な装置なので覚えておきましょう。

肝心なのはそのONUからLANケーブルで接続された「CTU」という装置です。

NTT西日本のわかりやすい説明があるので引用してみました。

左の装置がCTU、側面のラベルを見ても黄色いマーカー部分に「CTU」と表記されています。

そもそもこのCTUが接続されていたらそれはフレッツ光プレミアム回線ということになります。

契約書類から調べる

NTT光回線の契約書類をちゃんと保管している方は、最新のモノ(ネット関連のいろんな書類をごちゃまぜにしている場合)を確認して、数枚の書類の初めから2~3枚目辺りで「…プレミアムファミリー…」などと記されていれば、フレッツ光プレミアム回線です。

ただこの確認方法、()内にもあるように、ネットの乗り換えが多い人はどれが最新の光回線なのかプロバイダなのかがよくわからない場合も多いので、誤った判断をすることも想定されることから、乗り換えの多い人にはあまりオススメとはいえません。

直接電話で問い合わせ

装置もよくわからないし書類も見当たらない、かといって画面に表示されたこともないような…そんな人は直接NTT西日本に電話しちゃいましょう。

また今回のフレッツ光プレミアム回線と並行して「Bフレッツ」というサービスを利用している場合もこちらは2017年11月30日をもって終了となるので、切り替えチェッカーで判別できなかった場合は、やはり電話での問い合わせとなります。

問い合わせ

フリーダイヤル 0120-116-116
9:00~17:00 年中無休

契約書類がない場合でも、契約本人なら多少の本人確認の後、契約回線を知ることができ、万が一プレミアム回線と分かった場合、そのまま次の回線への移行案内がなされます。

プレミアム回線はネクスト回線に切り替えが必要

さてさまざまな方法で自宅の光回線を判別し、フレッツ光プレミアム回線またはBフレッツ回線であることが判明した場合は、その後どうするのかを判断しなければなりません。

以降の判断には次の選択肢があります。

  1. そのまま放置しておく。
  2. インターネット固定回線をあまり使わないので、この際全部やめてしまう。
  3. とりあえずプロバイダを含めてそのままフレッツ光で使いたい。→ネクストへの切り替え
  4. 光コラボに乗り換える。
  5. フレッツ光回線をやめてNURO光やauひかりに乗り換える。

では具体的に何をどうすればいいのかまたその結果どうなるのかを、選択項目ごとに説明していきます。

そのまま放置するとプロバイダ料だけ取られる

「だいいち事前に何の連絡も挨拶もなく勝手にやるんだから、そのなものいちいち相手にできない」という場合はそのまま放置(使いながら)となりますが、そうなると期限終了でフレッツプレミアム回線は解除解約となります。

当然インターネットは使えなくなるばかりか、そのまま放置しておくとフレッツ光の場合はプロバイダ契約が別途なので、プロバイダを解約するまで「ネットは使えないのに請求だけは来る」ということに。

フレッツ光回線を放置するのは勝手に解約となるのでいいですが、プロバイダの解約も忘れないようにしましょう。

インターネットを解約

先の放置するという選択よりは、意識している分前向きな方法です。

実際今回の様な契約先からの案内がなくても「ネットはスマホでやっているし自宅の光はあまり使わないから」と解約する人も居る訳で、使っている回線の変更手続きなど余分な手間がかかる場合は、ある意味「いいきっかけ」になるパターンですね。

すべて解約するときは先のパターンと同じ、プロバイダの解約も忘れずに。

参考フレッツ光 解約|申し込み手続き方法の流れ

フレッツ光 ネクストへの切り替え

もっともストレートで客離れもないことからNTTにとってはもっともオススメな方法です。

この場合、プロバイダはそのままで利用できる場合が多いのですが、ハード面つまり光終端装置をフレッツ光ネクスト用に入れ替えなければなりません。

またこれにともなって、あらたな装置にプロバイダから発行されたインターネット接続の為の認証設定を行なう必要があります。

要するに「そのまま使うには装置の入れ替えと設定が必要」と覚えておきましょう。

光コラボに乗り換える

フレッツ光プレミアムからフレッツ光ネクストに変更になると、フレッツ光回線を利用した光コラボが利用できるようになります。

光コラボのメリットは、スマホとのセット割やエンタメ系の割引があることです。どのみちプロバイダを使うわけですから光ネクストに変更がてらこの際コラボ事業者に乗り換えた方が得策といえるでしょう。

スマホがドコモならドコモ光、ソフトバンクならソフトバンク光大手キャリアのスマホを使われている方は1台当たり最大2000円の割引されるのでこれまで以上に安いネット代で使えるはずです。

ちなみにどの光コラボがおすすめ?と悩む方も多いので以下の記事で徹底比較しました。

NURO光やauひかりなどの光回線に乗り換える

さらなる選択肢が「光回線ごとの乗り換え」です。

フレッツ光をそのまま続けるのも光コラボにするのも、結局はフレッツ光ネクスト回線を使うということ。

それはそれで「もうフレッツ系は嫌っ!」「もっとオトクなイイ回線見つけた」などと、地域限定版のNURO光や、auひかり、電力系光回線のコミュファ光などに乗り換えるのもいいかもしれません。

本当にお得な光回線を探している方は以下の記事を参考に最適な回線を選んでくださいね。

まとめ

  1. 光プレミアムは2019年1月末日をもって終了
  2. 何も対処しないと解約扱いとなる
  3. フレッツ光ネクスト または 光コラボへの乗り換えが必須

サービス提供のNTT東西の決定なのでどうしようもありませんが、手続きが発生するのは面倒ですよね。

どのみち乗り換えるわけですから、フレッツ光ネクストよりも高額キャッシュバック・工事費無料のある光回線へ乗り換えがおすすめです。

特典なども含めて以下の記事で比較しているので光プレミアム利用者の方はお得に乗り換えしちゃいましょう!

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