クラウドSIM WiFi

クラウドSIM おすすめ

どんなときもWiFiを筆頭にクラウドSIMのテレビCMをよく見るようになりました。

MugenWiFi、限界突破WiFi、THE WiFiなど様々な種類のクラウドSIM技術を使ったモバイルWiFiルーターが登場し、2021年に入ってからはテレワークなどの影響で人気となっなりました。

しかし、2021年に2月頃から一番有名であった「どんなときもWiFi」が通信障害を起こしたこともあり、「クラウドSIMとは何?」「今はどれを選ぶべき?」と悩まれているかと思います。

そこでこのページでは、クラウドSIMの基本からメリット、デメリット、おすすめのクラウドSIMを紹介します。

 

ポケットWiFiの総合ランキングは以下のページでご確認くださいね。

参考【ポケットWi-Fi おすすめ】モバイルルーターの1番人気を紹介!

クラウドSIMとは

従来のWiFiルーター

クラウドSIMとは、中国のuCloudlinkが開発した特許技術で、ソフトウェアによって様々なキャリア(通信業者)のSIMカードを仮想化されたものです。

従来のSIMカードは、回線契約に合わせて通信に必要な契約者情報などのデータが書き込まれており、スマートフォンやモバイルWiFIルーターなどに入れて利用しています。

一方、クラウドSIMでは、電源を入れると現地に最適なSIM情報をクラウドサーバーからダウンロードして通信を行えるようになっています。

従来のSIMカードでは、地理、通信キャリア、契約内容などに制限がありました。
例えば、ドコモと契約したらドコモの通信しか使えないです。

しかし、クラウドSIM技術では、最適な回線に自動的に接続するので様々なサービスプロバイダーを自由に、柔軟に利用できるようになりました。

クラウドSIM技術を使う会社1社と契約すれば、複数の回線が使えるというのが従来のSIMカードとの違いとなります。

クラウドSIMのメリット

メリット1:対応エリアが広い

クラウドSIMのメリットは、対応エリアの広さです。

クラウドSIMは国内ではドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアの電波が使えるからです。

大手キャリアであれば、人口カバー率99%で基本的にどこでも繋がります。
中でも電波状況が良いのがドコモです。

ドコモの基地局などのへの通信設備の投資は大手3キャリアで最も高く基地局数も格段に多くなっています。

平成30年地点の基地局数

https://www.soumu.go.jp/main_content/000572034.pdf

現在、ポケットWiFi市場では、WiMAX、ワイモバイル、クラウドSIMの3種類となります。

モバイル回線の繋がりやすさの左右する要因の一つは基地局の多さです。

クラウドSIMは3キャリア全てに対応しているので、ポケットWiFiでは、最も広いエリアで利用できるのです。

  • クラウドSIM:20万以上(ドコモLTEだけで)
  • UQ WiMAX:63,500
  • ワイモバイル:63,000
  • ※平成30年度時点

仮にソフトバンクやauが繋がりにくいところでもドコモの回線に繋げばクラウドSIMは使えます。

クラウドSIMのメリットはエリアの広くどこでも繋がることです。

WiMAXよりも電波を拾いやすく障害物に強い!

クラウドSIMは、大手キャリアのLTE回線で通信を行うため、WiMAXよりも繋がりやすくなっています。

WiMAXの電波は2.5~2.6GHz帯の高い周波数を利用しているからです。

モバイル回線で利用している周波数は、複数あり、低い周波数、高い周波数にそれぞれメリット・デメリットがあります。

周波数 低い周波数 高い周波数
メリット 電波が広がりやすく障害物に強い 直進する性質があり高速
デメリット 速度が遅い 散乱しやすく障害物に弱い

大手キャリアでは、低い周波数と高い周波数の両方を利用しており、それぞれのデメリットを補っています。

しかし、WiMAXは2.5GHzという高周波数帯なので、マンション、広い自宅(3LDK)などでは壁やドアが障害物となり速度が遅くなる傾向があります。

クラウドSIMでは大手キャリアのLTE回線だから障害物に強いため、利用エリアが広いのです。

メリット2:通信制限なし・無制限に使える

クラウドSIMは、通信制限なしで無制限に使えます。

クラウドSIMは、複数のSIMカードを割り当てており、SIMカード1毎に対しての制限が設けられていないからです。

よくある3日で10GBを超えると1Mbpsの速度制限や月・日のデータ容量上限で128Kbpsといった速度制限が個別に設けられていないのです。

※国内外の通信会社では、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります。また違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。

一般的な使い方であれば、通信制限が設けられていない通信新容量が無制限であることがメリットと言えます。

メリット3:海外でそのまま使える

クラウドSIMのメリットは海外でも使えることです。

クラウドSIMは世界140ヵ国で対応しており、電源を入れれば現地の最適な回線に繋がるからです。

ポケットWiFi市場では、海外にいく際は海外専用のポケットWiFiを利用することが主流でした。

この海外専用ポケットWiFiは、いちいちプランを選び手続きをして、帰国後返却する必要がありました。レンタルだと借りた日から返却するまでのレンタル費用がかかります。

しかし、クラウドSIMは、オプションとして1日単位、使った日だけ請求されます。手続き不要、端末もそのまま利用できるので利便性の高さで圧倒的なメリットがあります。

メリット4:料金が安い

クラウドSIMは月額料金が3000円台と無制限使い放題のポケットWiFiでは安いです。

同じ無制限で使えるWiMAXと比較するとキャッシュバック特典を含めた最安値価格と同じくらいの価格となります。

  • WiMAX 最安値:3263円
  • クラウドSIM:3250円〜

様々な会社からクラウドSIM技術を使うポケットWiFiサービスを取り扱っていますが、3,500円程度のシンプルな料金プランで提供しています。

特別大きなキャンペーンを打ち出すことはありませんが、使い放題のポケットWiFiでは安いです。

料金という面でメリットがあります。

クラウドSIMのデメリットや注意点

デメリット1:ほぼソフトバンク回線しか拾わない

クラウドSIMの口コミを見ているとほぼソフトバンク回線しか拾わないです。

大手キャリアの回線に対応していますが、ほぼソフトバンク回線となります。

後ほど紹介しますが、このソフトバンク回線をメインであることが大きなデメリットになります。

デメリット2:会社によっては通信障害の恐れがある

クラウドSIMのデメリットは会社によって通信障害の恐れがあることです。
最も有名などんなときもWiFiでは、2月,3月に大規模な通信障害を起こし、ユーザー申告による違約金なしの解約対応を行っていました。(4月現在も通信速度が低下しており、解約するユーザーが続出しています)

どんなときもWiFiを運営するグッドラックにインタビューした記事によると以下のデメリットが浮き彫りなりました。

参考クラウドSIMを使った「容量無制限」ルーターで障害 一体何が?

  • クラウドSIMは提供元会社がおり、運営会社は明確に状況を把握できない
    クラウドSIMを提供する会社はMVNO(仮想移動体通信事業者)である
    契約者の利用状況を把握できていない
  • キャリアからのSIMカード提供によって品質が左右される

クラウドSIMの提供会社は契約者の個人情報は理解していますが、個別の利用状況については理解していないのです。

本来であれば、加入者数が多くなれば、設備投資(回線増強)を行い安定化させます。

格安SIMなどのMVNOなどでも大手キャリアから帯域を借りて提供しています。例えば、mineoでは、ピーク時の速度は1Mbpsを目標として運営しています。

ここで加入者数が増えた際に増強できれば良いのですが、クラウドSIMでは【クラウドSIM回線の提供元企業】が管理を行っており、適切に対処できない事案がありました。

この状況から、一気に利用者が増えた際に通信障害が起きているのです。

ソフトバンク回線では無制限使い放題(実質上限300GB)が2021年4月より100GB制限に切り替えています。

こうした背景からも形式的には無制限使い放題で提供していてもどこかで限界があり、サービス会社で通信制限(通信障害)が起きるというデメリットがあります。

4月時点では、通信障害が起きたのはどんなときもWiFiと限界突破WiFiです。 急遽 月額25GBなどの容量制限が設けられました。

当サイトとしては無制限であればWiMAXがベストです。

デメリット3:通信速度は他社よりも遅い

クラウドSIMのデメリットは他社回線よりも速度が遅いことです。

通信速度は端末に依存しており、高品質ではないからです。

クラウドSIMでよく使われる端末とWiMAXの端末を比較すると以下のようになりました。

端末 GlocalMe U2s WiMAX
W06
最大速度 下り最大150Mbsp 下り最大1.2Gbps
WiFi規格 11n対応 11ac対応

クラウドSIMのベストエフォート(理論上の速度)が他社製品に比べて低いので高速通信を望まれる方には向いていないです。

速度が十分出るクラウドSIMサービスとWiMAXの実測を比較するとおおよそ1.5〜2倍程度の開きがあります。

端末 GlocalMe U2s Speed Wi-Fi NEXT W06
下り速度 20.88 36.38
上り速度 12.11 4.35

参考ポケットWiFi(モバイルルーター)の通信速度レポート一覧

当然ながら、速度の安定性という観点では光回線がベストです。

通信速度という観点では、

  1. 光回線
  2. WiMAX
  3. クラウドSIM

というような順位付けになります。

ただ、20Mbps程度の速度が出るならモバイル回線としては十分な速度なのでそこまで気にしなくても大丈夫です。

クラウドSIM対応の端末比較とスペック一覧

GlocalMe U2s/D1

 

GlocalMe U2s

製品名 U2s
重量 149g
連続使用可能時間 12時間
充電時間 7時間
wifi規格 IEEE802.11b/g/n
最大通信速度 下り最大:150Mbps
上り最大:50Mbps
SIMスロット個数 1 x Standard SIM slot
1 x Micro SIM slot
付属品 MicroUSBケーブル(充電用)
製造元 uCloudlink
サイズ W12.7  x W1.44 x H6.6cm
バッテリー容量 3,500 mAh
ポート USB 2.0 port:
Input: DC 5V-1A~5V-2A
周波数帯
(外付SIMカード含む)
LTE-FDD Band: 1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20
LTE-TDD Band: 38/39/40/41
WCDMA Band: 1/2/4/5/6/8/9/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
CDMA/EVDO: BC0/BC1

クラウドSIMで最も使われている端末です。

Jetfoil P6

 

Jetfon P6

製品名 jetfon P6
重量 162g
連続使用可能時間 15時間
充電時間 3.5時間
wifi規格 IEEE802.11b/g/n
最大通信速度 下り最大:150Mbps
上り最大:50Mbps
SIMスロット個数 nano / nano
製造元 MAYA SYSTEM
ディスプレイ 5.7インチ
サイズ 152.9mm × 74.2mm × 8.5mm
バッテリー容量 3,400 mAh
(取り外し不可)
ポート Type-C

GlocalMe G4

在庫切れ中

GlocalMe G4

製品名 G4
重量 188g
連続使用可能時間 12時間
充電時間 3.5時間
wifi規格 IEEE802.11b/g/n
最大通信速度 下り最大:150Mbps
上り最大:50Mbps
SIMスロット個数 1:nanoSIM
付属品 MicroUSBケーブル
OTGケーブル
製造元 uCloudlink
ディスプレイ 5.0インチ
サイズ 136 x 72.2 x 12mm
バッテリー容量 3,900 mAh
対応コネクタ Type-C
周波数帯
(外付SIMカード含む)
LTE-FDD Band: 1/2/3/4/5/7/8/9/12/13/17/19/20/26/28
LTE-TDD Band: 34/38/39/40/41
WCDMA Band: 1/2/4/5/6/8/
GSM:850/900/1800/1900MHz

旧端末/在庫切れ端末

  • G3s:下り最大150Mbps、最大5台まで接続可能、連続15時間利用可能、スマホ給電機能あり
  • G3、G2/GD2:下り最大150Mbps、最大5台まで接続可能、連続15時間利用可能、スマホ給電機能あり

クラウドSIMが向いている人は?

  • WiMAXの電波が繋がらない人
  • 固定回線が導入できない人
  • 工事不要で使い放題のポケットWiFiを探している人
  • 海外旅行へいく予定がある人

クラウドSIM おすすめWiFiサービス

クラウドSIMのおすすめWiFIサービスを紹介します。

縛りなしWiFi

縛りなしWiFi

  • レンタルだから縛りなし
  • 2ヶ月〜の短期利用できる
  • 最短翌日発送
月額料金 通常プラン:3300円
ライトプラン:3000円
WiMAXプラン:4300円
データ容量 通常プラン:2G/日
ライトプラン:20G/日
WiMAXプラン:無制限
通信品質 UQ WiMAX
ソフトバンク
契約期間 なし
特典 -

-ポケットWiFi

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