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VDSL方式は遅い?その仕組みと回線品質を徹底解説!

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マンションに引越しが完了し、これから光回線を契約!と思いきやVDSL方式だからフレッツ光ネクストしか利用できないとのこと。

でもVDSL方式って何と疑問に思われる方も多いかと思います。

この記事では仕方なしにVDSL方式の回線を契約する方。もしくは契約してしまった方に向けて基礎知識、メリット、速度改善方法について解説したいと思います。

VDSL方式とは?

VDSL方式とは集合住宅の配線方式の一つで電話回線を利用した方式のことを言います。

集合住宅の配線方式

  • 光配線方式:光ファイバーで宅内までつなげる
  • LAN配線方式:建物まで光ファイバー、室内はLANケーブル
  • VDSL方式:建物まで光ファイバー、室内は電話回線 (今回はここ!

そもそもVDSLとは「Very high bit rate Digital Subscriber Line(ベリーハイビットレート・デジタル・サブスクリバ・ライン)」の略で、電話(メタル)回線を利用して信号を伝送する方式です。

電話回線を利用するといえば、光回線が浸透する以前に安価なブロードバンドとしてADSL方式が用いられましたが、電話回線を利用という基本的な部分は同じです。

VDSLとADSLの2つの大きな違いは回線速度と通信距離です。

VDSLはADSLより高速通信が可能

VDSL方式の仕組みは以下のようなイメージとなります。

インターネットが使えるVDSLの仕組み

  1. インターネットの信号が、建物までの幹線は光ファイバーで伝送され建物のMDF(主配電盤)
  2. 各戸までの配線は既存の電話回線を利用してVDSLで伝送
  3. 各戸宅内ではVDSL宅内装置でデジタル信号に変換し各端末(PCなどのデジタル機器)に送られる

といった具合です。

ADSL方式との違いですが簡単に整理すると次の表のようになります。

VDSL ADSL
配線方式 ・光ファイバー
・電話回線
電話回線のみ
速度 最大100Mbps 下り最大:50.5Mbps
上り最大:12.5Mbps
距離 途中まで光ファイバー
だから影響なし
NTT収容局から自宅
までの距離に影響
通信の安定性 ・光ファイバーはノイズの影響を受けづらい
・電話回線は距離が短いので影響が少ない
・周辺の電話回線
・空気中のノイズ
・雨
などに左右される

VDSLはADSLに比べると光ファイバーを通しているので回線速度も早く通信距離が長いです。

ADSLは、NTT収容局から自宅までの距離に影響し、1キロメートルを越えると最大速度は半分程度に落ち込みます。

一方で、VDSLだけではわずか数百メートルで半分以下。1キロメートルを越えると通信不可能な距離となります。

この為VDSLは、LAN配線を各戸まで持たないマンションなどの建物内で利用されているんです。

VDSL方式はマンションの建築当時の電話配線を使うので、新たなコストがかかりません。そのため費用を抑えたい集合住宅の管理者が導入したと思われます。

 

VDSL方式のメリット

VDSL方式は既存の電話回線を利用するわけですから、工事も手間いらずでその分費用も極端に抑えられるというわけです。

光ファイバーの幹線が導入されたMDF室で施工業者によってVDSL向けに変換されたインターネット信号は、電話回線に乗せられ各戸宅内の電話用モジュラージャックへとつながります。

そのメリットは次の3つに分かれます。

デメリットの方が大きいので興味ある方のみクリックして読んでください。

宅内の景観を損ねることなくスッキリ

外観上は既設の電話用のジャックですから、光配線を導入する際の様なエアコンダクトから光ファイバーの露出配線が敷設されたり、部屋の片隅に光コンセントが無造作に置かれたりといった景観上の違和感はありません。

宅内の工事費がほぼ不要

宅内ではモジュラージャックにVDSL装置を差し込むだけですから、配線ルートを決めて光ファイバーをゾロ引きしたり場合によっては壁に穴をあけたりといった物理的な工事をする必要がなく、その分工事費も節約できるというものです。

LAN配線がなくても高速通信が可能

動画閲覧や映像配信で今や必須となったインターネットの高速通信ですが、マンションや賃貸住宅などでLAN配線工事ができない建物は、高速通信の必須配線と言われる光ファイバーが敷設できず、諦めざるを得なかったわけです。

その為既存のモジュラージャックを利用すべく、やむなく最大期待値50MbpsのADSL契約などとなるわけですが、局からの距離や電力線との並走などで影響を受けやすいADSLでは、よほど条件の整った環境でなければ安定した高速通信は望めないという現実もあったんですね。

そこで登場したVDSL方式は、諦めかけていた高速通信を実現できるLAN方式の代替配線として見事その役目を果たしているんです。

VDSL方式の通信品質について

インターネットを快適に利用する為の三要素は「速度が速い、料金が安い、回線が安定している」というものですが、ではVDSL方式の通信品質はどうなのでしょうか?

結論をまとめると3つの配線方式では次のような順番となります。

  1. 光配線方式:光ファイバーで宅内までつなげる
  2. LAN配線方式:建物まで光ファイバー、室内はLANケーブル
  3. VDSL方式:建物まで光ファイバー、室内は電話回線 
  4. ADSL方式:全て電話回線※

※光回線ではありませんが、比較の為に掲載しています。

LAN方式方式より遅い理由

ここで、VDSL方式にすれば「工事費も安く景観を損ねず高速通信が可能」なのであれば、逆に建物での制約がなくても、はじめからどこにでもあるモジュラージャックが利用できるVDSL方式にすればいいのでは? という疑問や発想が生まれますよね。

VDSLのメリットを紹介しただけなのでこんな疑問も無理もないでしょうが、ここでVDSLの弱点が少しばかり影響してくるんです。

それが「配線の途中にモジュラーケーブルを利用している」という点です。

回線速度が速いといっても、たとえばYouTubeを普通に閲覧できる最低10Mbps程度以上の速度が安定して出せるということで、VDSLで常に100Mbps以上の速度が保てるかといえばそれは甚だ疑問です。

それは「モジュラーケーブルがノイズや電磁波の影響を受けやすい」という特性からくるものなんです。

極端な話VDSL方式では、導入するマンションの幹線にベストエフォートな信号が届けられても、経路途中のモジュラー配線部分でさまざまに影響を受けて通信品質が劣化してしまう可能性があるということなんですね。

結論からいえば「VDSL方式の通信品質はLAN方式には及ばない」ということです。

VDSL方式の速度が遅い原因

ここであらためて、VDSL方式で速度が遅くなる原因を細かくあげておきましょう。

ネットワークが混んでいる

マンションなど共有部分でのインターネットアクセスが集中している場合です。

夜になるといつも遅い!というような時間帯によって速度が変わる場合はネットの混雑が原因です。

VDSL方式は以下のように集合住宅に住む全員で共有します。

単純に考えて一部屋ならシンプルに下り最大100Mbspですよね。じゃあ、8部屋で使ったら12.5Mbps

今は接続機器が増えてからスマホ2台なら?動画を見ていたら?ゲームをしたら?

シンプルに接続機器が増えれば遅くなることは火を見るよりも明らかですね。

プロバイダを変えると速くなるとも言われていますが、結局のところ上限値に変わりはありません。

最大の要因はモジュラーケーブルにあり!

たくさんあるので列挙します。

  • モジュラーケーブルが電子レンジ、冷蔵庫、蛍光灯などのノイズを拾っている。
  • 宅内のVDSL装置を接続した以外のモジュラージャックを電話/FAXなどに利用している。
  • モジュラージャックからVDSL宅内装置までのモジュラーケーブルの経路が長い。
  • VDSLモデムのフィルター(同梱の機種)が適切に利用されていない。
  • モジュラージャック内に設置された増幅用コンデンサーが通信に影響を与えている。
  • 宅内の不要なモジュラー配線が影響(反射波)している。

いかがですか? 結局ほとんどの原因が「モジュラー配線がノイズを拾いやすい」という点から来ていますよね。

基本的にはモジュラー配線自体をいじる場合は工事担任者の資格が必要となるので専門業者に依頼が必要です。

VDSL方式の速度改善策と注意したいポイント

まずは簡単にできることから…

VDSL方式はモジュラーケーブルのノイズや電磁波の影響を受けやすいとい特性を持っているので電磁波の影響を抑えれば良いです。

やれること

  • VDSLモデムとモジューラジャック(電話線の挿し口)を近くする
  • モジュラージャックから2分岐器で配線して、電話やFAXにつなげる
  • モジュラーケーブルの交換(劣化した場合)
  • 宅内の不要なモジュラー配線を排除する

とある程度は自分でできます。

電話回線の劣化の場合は大変!

VDSL方式をとり入れている古いマンションなどでは、建物自体に敷設された既存の電話回線が劣化し、ノイズを拾いやすい状態になっていることが考えられいます。

よくYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトに掲載されています。

事例1工事代金請求について。フレッツ光VDSL(電話回線)を契約しました

事例2マンションの光回線(VDSL)速度が遅い、解決策はないでしょうか?

ここでひとつ注意しておきたい点は、「電話回線の劣化」がどのポイントはでの劣化なのか? そして、それは自分で改善できるのか? という部分です。

宅内でのモジュラー配線ならケーブルを交換すれば済むのですが、建物の既存配線となるとそうはいきませんよね。

かといってその建物で、

  • どのくらいの利用者が回線速度で困っているのか
  • その原因が本当に既存の配線なのか
  • そもそもその建物では高速インターネットが可能というアピールがあったのか

などなどいろんな要素が絡んでくるので、たんにオーナーさんや管理会社に改善の要求をすることが出来ない場合もあります。

こうして後の祭りにならない様、入居前にその建物がインターネット利用に関してどこまでのアピールをして約款(契約事項)にどこまでその保証をうたっているのかなど、事前に調べておくことも必要になってくるかもしれません。

電話回線の引き込みの料金

電話回線の引き込みに関しても

  • NTTからMDF:36,000~51,000円+1,000円(1引込線ごと)
  • MDFから屋内配線:4800円(1配線ごと)
  • 基本工事費:4,500円(1箇所の工事後ごと)

参考アナログ専用サービス 導入時の費用(NTT西日本)

かかります。

この料金の負担するのか?アパート全室変更?個人だけなのか?

いろんな問題が重なりますよね。

改善策の一つとして電話回線の変更もありなのですが、長期化する恐れもあるので、できれば避けておいた方が良いです。

VDSL方式以外の選択肢はないのか?

「VDSL方式の光回線しか導入できない?速度は我慢して使うべきなの?」と落胆されるかもしれませんが、これはフレッツ光(光コラボ)だけの話です。

VDSL方式しか導入できない方は他の独自回線であれば最大2Gbspの回線も導入できます。

解決策1 NURO光

その一つが関東地区限定のNuro光です。

NURO光

  • 月額料金4,743円
  • 世界最速 最大2Gbps
  • 現金35,000円キャッシュバック
  • 無線LAN・セキュリティ付き
  • 設定サポート1回無料
  • SoftBankのスマホ割引あり(最大1000円/1台)

+ エリア確認方法を詳しく見てみる!

エリア検索は以下のサイトで郵便番号を入力すれば確認できます。

公式NURO光のエリア確認はこちら

確認する方法は、『新規申し込み・エリア確認→郵便番号を入力→住所 or アパート・マンション名を選択』で確認できます。

以下の画面が出たらスクロールして『新規申し込み・エリア確認』を押す

郵便番号を入力し、住所を選択、住居タイプを決定したら提供状況を確認。よければ以下のような画面が出ます。

よければそのままお申し込み。

『バツ』マークなら残念ながら申し込みができません。エリア拡大を待つ方は『NURO光 ご利用希望登録』に連絡先を登録すればエリア拡大時に連絡してもらえます。(エリア拡大は結構かかります)

お急ぎの方は別回線を検討してください。

NURO光はフレッツ光と異なる回線を使用しており、新たに光ファイバーの引き込みを行なってくれます。

フレッツ光限定のマンションであっても、7階建のマンションにお住いなら契約できる可能性はあります。

賃貸の場合はオーナー(管理会社)に導入の許可が必要になりますが、電話回線の再引き込みに比べたら随分と楽です。NURO光撤去時の対策も用意されています。

VSDL方式をお使いの方・VSDL方式しか導入できない方はNURO光が導入可能か調べてみてください。

解決策2 auひかり

もう一つは、auひかりです。

auひかり

  • 戸建:5,100円~
  • マンション:月額3,800円
  • auスマホ割引あり(最大2,000円/1台)
  • 無線LANレンタルあり(スマートバリュー適用で0円)
  • 他社違約金最大30,000円負担あり
  • 50,000円の高額キャッシュバック※

手続き不要。最短1ヶ月で入金

+ エリア確認方法を詳しく見てみる!

auひかりは以下のサイトで郵便番号を入力すれば確認できます。

公式auひかりの提供エリア検索

『住居タイプ・都道府県』を入力し、『エリアを確認する』から次へ進みます。

すると詳細な住所情報を選択できるのでサクサクっと選択します。

すると以下のような表示となります。

対応エリアなら高額キャッシュバックのある以下のリンクからお申し込みください。(エリア外の方は、別回線をご検討ください)

こちらもNURO光同様に独自回線を利用しています。

NURO光は関東地区限定でしたが、auひかりは一部地域を除いた全国で利用できます。

auひかりも新たに導入工事を行うため、VSDK方式に依存しない光ファイバーを引き込みできます。

VSDL方式をお使いの方・VSDL方式しか導入できない方はauひかりが導入可能か調べてみてください。

auひかりのエリア確認方法

auひかりのエリア確認方法とエリア外だった場合の解決策

戸建向けで検索してください。集合住宅向けではVDSL方式も含まれます。

東海地区はコミュファ光

東海地区ではauひかりは契約できません。その代わりになるものがコミュファ光です。愛知、岐阜、三重、静岡にお住いの方はこちらを検討してください。

コミュファ光【中部地方限定】

  • 月額料金3,930円~
  • auスマホ割引あり(最大2,000円/1台)
  • 他社違約金最大40000円負担あり
  • キャッシュバック30,000円※1
  • 2016年 RBB SPEED AWARD 2016 最優秀賞 受賞※2

※1 手続き不要。最短2ヶ月で入金。別途公式キャンペーンあり
※2 中部地区で最優秀獲得

独自回線が導入できないなら工事不要の回線

フレッツ光以外の回線が導入できないなら、工事不要の据え置きWi-Fiルーターを検討してください。

光回線ほど速くはありませんが、最大440MbpsとVDSL方式の最大速度を大いに超えています

いくつか種類があるので工事不要で使える回線を考えている方は以下の記事を参考にしてくださいね。

参考【工事不要のネット回線】据え置きWI-FIルーターのメリットとおすすめ機種を紹介!

違約金ありの方はこちらVDSL・LAN配線方式の解約に関して

まとめ

VDSL方式は、VDSLは高速通信が可能ですが、環境に左右されやすい傾向があります。

速度改善方法もいくつか考えられますが、光回線の最大1Gbspに比べても最大速度100Mbspと最大値が低い上、時間・費用が非常にかかります。

なので、VDSL方式の場合はできるだけ契約を避け、他の回線にした方がメリットが良いです。

もし、これから回線を契約される方は注意してくださいね。

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