WiMAX(ワイマックス)という言葉を聞いたことや見たことはあるけど、イマイチわからないという人もいるかと思います。
WiMAXとは、無線通信技術※の規格のひとつでスマホで使われている3G回線やLTE回線と同じ仲間となります。日本ではKDDIグループのUQコミュニケーションズ株式会社からUQ WiMAXとしてサービス提供を開始しています。
※WIMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略
現在ではWiMAXをより高速化したサービスの「WiMAX 2+」の名称なども含めてWiMAXと呼ばれてます。
このWIMAXを簡単に説明すると『家でも外でもインターネットを使えるモバイルネット』と言えます。
光回線などの固定回線では光ファイバーを家まで繋いで使いますが、WIMAXでは無線を使ってインターネットが使えます。
それぞれの違いは以下のような形です。
従来のWiMAXは2009年開始。現在、提供しているWiMAX 2+は2013年とサービス内容を常に改善しており、下り最大440Mbpsの速度で提供しています。
光回線に比べて手軽なインターネットながら高速通信…というわけで固定回線を使わずにWIMAXを選ぶ人も増え続け2000万契約を超えています。
屋内外で使えるサービスでメリットもたくさんあるのですが、万能ではありません。それなりにデメリットもあります。
このページではWiMAXを良くわからない人に向けてWiMAXのメリット・デメリットを紹介します。ぜひ参考にしてください。
WIMAXのメリット
WiMAXを固定回線や他のモバイル通信機器と比べた際のメリットは次の8つです。
- 工事不要で気軽に使える
- 配線不要だからコンパクトに使える
- モバイル回線で高速通信ができる
- ほぼ使い放題(3日で10GB通信制限)
- 料金がとにかく安い
- オプションでau 4F LTEも使える
- auユーザーならスマートバリューも可能に
- auスマホ・ケータイセットで割引あり
順番に解説します。
工事不要で気軽に使える
最大のメリットが工事不要で使えることです。
光回線などでは申し込みから工事と実際に使うまでに時間がかかってしまいますが、WiMAXなら届いたその日から使えるので忙しくても安心です。
また引越しの際にもWiMAXを持っていくだけなので煩雑な手続きがありません。
ほぼ使い放題なので固定回線が開通していない集合住宅や社宅などで使う方も増えています。
参考工事不要インターネットのおすすめは?制限なしの据え置きWi-Fiを紹介!
配線不要だからコンパクトに使える
光回線の場合は、ONU・Wi-Fi機器・モデム(光電話利用時)が必要でそれぞれ配線を繋げなければなりません。しかし、WiMAXなら配線なしでスッキリ。
場所を選ばずどこでも設置できるので便利ですね。
モバイル回線で高速通信ができる
現在のWiMAX2+は下り最大440Mbspの高速通信です。
フレッツ光ネクストのマンションタイプVDSL方式(下り最大100Mbsp)やADSL(下り最大50Mbsp)などと比べると断然高速です。
下り最大440Mbspの高速対応のエリアも2013年サービス開始から徐々に拡大を続け以下のような幅広いエリアで利用できるようになりました。
ほぼ使い放題(3日で10GB通信制限)
格安SIM・大手キャリアのスマホではデータ容量を2GB、3GB…と上限値を定めており、使いすぎると通信制限となります。
しかし、WiMAXでは定額でデータ容量無制限のプランを用意しており、通信制限も3日で10GBと緩めの設定となっています。
WiMAXの通信制限に関して
3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯(18時頃~翌2時頃)にて制限。
制限後1Mbsp程度(YouTubeの標準画質レベル)の速度で提供しています。
なので、仮に通信制限になったとしても苦痛にならないレベルかと思います。
ただ、3日で10GBというのはYOUTUBEをぶっ続けで47時間見続けた場合です。頑張ってもなかなか使えるようなデータ容量ではないのでほぼ使い放題ということになります。
料金がとにかく安い
WiMAXの料金は公式のギガ放題プランで4,268円。安いプロバイダ(販売代理店)経由で買えば3000円台で使えます。
プランはこの2種類!
- ギガ放題プラン(4,268円):データ量の月間制限なし
オプションでau 4F LTEも使える
1,005円/月必要になりますが、au 4G LTEの「ハイスピードプラスエリアモード」を利用できます。(上限7GBで通信制限あり)
WiMAXの特性上、どうしても弱くなる地下街、地下鉄、山間部で使いたいときに役に立ちます。
(後ほど紹介しますが、WiMAXのデメリット解消に4G LTE回線は使えます)
別途1005円はちょっと高く感じますが、一緒に使っているスマホで契約している通信量を減らせば節約できます。
プランによっては月1005円のオプション料が無料になるので『LTEエリア利用料』などの項目をチェックしてください。
auスマホ・ケータイセットで割引あり
auスマホ/ケータイユーザーなら、WiMAXをセットで使うと月額料金割引の適用される「auスマートバリューmine」が利用できます。
割引額は最大1,100円月 です。
条件は、WIMAXとauを一緒に使うことだけです。
詳細な割引額は次の通りです。
auスマートフォン
auピタットプラン | (シンプル):1GBまで | 対象外 |
スーパーカケホ/カケホ):2GBまで (シンプル):1GB超~2GBまで |
550円/月 OFF | |
(スーパーカケホ/カケホ/シンプル):2GB超~20GBまで(注1) | 1,100円/月 OFF | |
auフラットプラン20/30 | ||
データ定額5/20/3 0LTEフラット ISフラット ※受付終了プラン データ定額5cp U18データ定額20 データ定額8/10/13 プランF(IS)シンプル |
1,027円/月 OFF | |
データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン カケホ(3Gケータイ・データ付) ※受付終了プラン シニアプランデータ定額3cp LTEフラット cp(1GB) |
817円/月 OFF | |
データ定額1 | 550円/月 OFF |
ケータイ(4G LTE)
データ定額5(ケータイ) ※受付終了プラン データ定額8/10/13(ケータイ) |
1,027円 /月 OFF |
データ定額2/3(ケータイ) | 817円 /月 OFF |
データ定額1(ケータイ) | 550円 /月 OFF |
ケータイ (3G)
カケホ(3Gケータイ・データ付) | 817円 /月 OFF |
申し込み窓口でお得に契約できる
WiMAXは家電量販店やUQの公式サイトでも申し込めます。
ただ、同じWiMAXでもプロバイダ(販売代理店)経由の方が安くなります。
どうしてプロバイダ経由が安いの?
各プロバイダはネット集客を行なっているため、人件費や店舗費用を抑えています。UQからの販売激励金の一部をキャッシュバック特典として使っています。
また販売台数が多くなるほど激励金は多くなるので人気プロバイダほど得点が多くなる傾向があります。
UQコミュニケーションズで申し込みをするよりもプロバイダ経由の方が安く使えます。
ただ、1つや2つなら良いのですが、複数の会社、複数のキャンペーンで複雑化しています。
これがWiMAX契約のわかりにくさにつながっているかと思います。
当サイトでは総合的に比較した結果、最もおすすめのWiMAXをGMOとくとくBBと紹介しています。これからお申し込みする方はこちらを優先的に活用してください。
GMOとくとくBB
月額料金 | 2ヶ月目まで:3,969円 3ヶ月目以降:4,688円 |
データ容量 | 無制限 |
通信品質 | UQ WiMAX |
契約期間 | 3年 |
特典 | 高額キャッシュバック |
WIMAXのデメリット
WiMAXのデメリットは次の5つです。
- WIMAX専用ルーターが必要
- WIMAXは壁などの障害物に弱い(屋外に強い)
- 原則3年の自動更新
- 少なくとも通信制限がある
WIMAX専用ルーターが必要
まずWiMAXでは専用ルーターが必要となることです。
流行りの格安SIMのようにSIMフリー端末にSIMカードを入れたら使えるようなものではありません。
ただ、WiMAX契約時に購入する専用ルーターは割引され実質無料でもらえます。
タブレットやスマホに実装できれば良いのですが、外出時に使うにはWiMAXを持ち運びしなければなりません。
大きさははスマホサイズよりもやや小さめなのでそれほど不便ではありません。
それでも荷物が一つ多くなる点でデメリット言えます。
またモバイル回線なので充電も必要です。
連続使用した場合は7時間程度なので必要に応じてモバイルバッテリーも用意するので結果的に持ち物が増えてしまいます。
- わすれて使えない
- 電池切れで使えない
この辺りは不便に感じる部分かと思います。
WIMAXは壁などの障害物に弱い
WiMAXの使っている電波は2.5~2.6GHz帯の高い周波数を利用しています。
そのため遠くには届きやすく速いメリットもある一方で障害物に弱いというデメリットもあります。
UQコミュニケーションズでは、エリア拡大について日々電波状況の調査や基地局の設置行なっています。
しかし、2017年2月時点で3万局と他社と比べるとまだまだ少ないです。
UQ宅内アンテナを設置なども用意しているので自宅内の利用面でのデメリットは解消されつつありますが、外出時、山などへ旅行に行った際に電波が入りにくい可能性もあります。(au 4G LTEを使えば繋がります。)
通信の安定性では、場所にによって不安定となります。
原則3年の自動更新
WiMAXは原則3年の自動更新となっています。
スマホや固定回線と同様に更新月以外での解約で違約金が発生します。
UQ WiMAXの解約違約金は次の通りです。
期間 | 違約金 |
1~13ヶ月目 | 20,900円 |
14~25ヶ月目 | 15,400円 |
26~37ヶ月目 | 10,450円 |
(プロバイダによって若干異なります)
スマホに比べると違約金が高く設定されているので気軽な解約ができないことがデメリットになるかと思います。
ただし8日以内の解約は初期契約解除の対象となり違約金は発生しません。
使い始めてすぐに使い勝手が悪くて解約したい!という場合はこの期間に契約解除しましょう。
少なくとも通信制限がある
ギガ放題ならネット使い放題ではあるもの3日で10GBの通信制限はあります。
YOUTUBEの見放題で47時間と紹介しましたが、標準レベルでの話です。
高画質な動画を見たいと画質を良くすると7時間程度となります。
参考WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための
速度制限について
せっかく動画見るなら高画質だよね!という方にはWIMAXの通信量では足りません。
オンラインゲームはどうなの?
オンラインゲーム自体は大容量の通信を使うわけではありません、
しかし、FPSなどのオンラインゲームでは、リアルタイム性が求められ動作のタイムラグが発生するので通信量許容範囲であっても向いていません。
WiMAXを契約しない方が良い人とは?
ここまでのデメリットをまとめると
- 便利でも持ち物が増えるのは嫌だ
- 高画質な動画・オンラインゲームでがっつりネットを使いたい
こんな人にはWiMAXは向いていません。
多少高くても光回線を導入した方ががっつり安定したネットが使えます。
世界最速の2Gbsp、一部地区限定で最大10Gbspと驚異的なスピードでの提供も始まっているので高品質なインターネットを使いたい人は次の記事を参考にしてください。
まとめ
WIMAXは、3日間で10GBの通信制限・障害物に弱いというデメリットはありますが、外出時にネットがっつり使いたい人に最適です。
WIMAX1台あれば、スマホのデータ容量を下げれるので固定回線を無くしてスマホ+WIMAXというスタイルも増えてきています。
デメリットを受け入れた上で窓の近くで使う、電波の悪い場合はUQ宅内アンテナを設置するなどの対策を取ればWIMAXは最適なネット回線になります。
現在もエリア拡大中なので使えないと言われているエリアも縮小していくと思います。
ここまで問題ないようでしたら、公式サイトからエリア確認をした上でお得なお申し込みサイトから申し込みをしてくださいね。
GMOとくとくBB
月額料金 | 2ヶ月目まで:3,969円 3ヶ月目以降:4,688円 |
データ容量 | 無制限 |
通信品質 | UQ WiMAX |
契約期間 | 3年 |
特典 | 高額キャッシュバック |