インターネットを利用する際に気になるのはセキュリティ対策ですよね。
スマホとのセット割やオトクなYahoo!BB会員特典などで人気のソフトバンク光にも「BBセキュリティ」というセキュリティ対策の有料オプションが用意されています。
今回はそんなBBセキュリティについて、わかりやすく解説します。
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ソフトバンク光をざっくり紹介
フレッツ光回線を利用した光コラボの中でも、その知名度やCMなどの露出度で群を抜くのがソフトバンク光です。
サービス提供するのはソフトバンク。
2017年日本シリーズをみごと制覇したソフトバンクですから、ソフトバンクスマホや光回線の分野でもなにか優勝記念特典などを期待する声も多いのですが、今の所目立った動きはないようです。
ソフトバンク光はプロバイダ一体型の光コラボ
ソフトバンク光はプロバイダ一体型で、ドコモ光やauひかりのように申し込み時に選択する必要がなく、はじめからソフトバンクの運営するYahoo!BB1社に決まっています。
ソフトバンク光の人気度を示す利用者数のシェアは、光コラボの中ではドコモ光に次ぐ第2位。
といってもドコモ光は、NTTによる光回線独占時代のフレッツ光からの乗り換えで、そのまま移行を勧められる利用者で溢れかえっているだけで、実質的には自らの企業努力で利用者を増やしてきたソフトバンク光の方が勢いがあり、まだまだ利用者は増えています。(総務省調べ)
実際の回線速度や安定感はソフトバンク光のほうが評価が高く、多方面の評価や口コミを見てもドコモ光の方が利用者が多い分回線が混み合って、速度遅延や回線が不安定といった状況が多く発生しているようです。
オプションのセキュリティ対策が『BBセキュリティ』
さてそんなソフトバンク光にもさまざまなオプションが用意されていますが、なかでも初めにインストールしておきたいのがセキュリティ対策ソフトですよね。
BBセキュリティとは
ソフトバンク光のセキュリティ対策オプションBBセキュリティは、月額料金で利用できるセキュリティ対策です。
契約の続く限りパッケージソフトの様な期限切れでの入れ替え作業もなく、自動更新&無期限で使えます。
BBセキュリティという名称はあくまでサービスプランの商品名で、実際にはメジャーなセキュリティ対策ソフトが導入されています。
じつはこのBBセキュリティには利用する端末の種類や台数、またどこまでの機能を持たせるのかという目的別というふうに、ニーズに合わせていくつかのタイプが用意されているんです。
BBセキュリティのラインナップ
では早速、タイプ別に詳しく紹介していきましょう。
各項目に「ソフトバンク光におけるセキュリティメニュー名」とあるのは、ソフトバンク光と各セキュリティソフトメーカーの提携によりソフトバンク光向けにアレンジされた商品である為です。
名称こそソフトバンク光でのオリジナルですが、ソフト自体のスペックは大きく変わりません。
オールインワン型 総合セキュリティタイプ
ソフトバンク光におけるセキュリティ名称 | 月額料金 |
BBセキュリティ powered by Symantec™ Plus | 570円 |
シマンテック社のノートンに、PCのチューンアップ機能とバックアップ機能を追加した総合セキュリティサービスです。
1契約で、windows・mac・Android端末のなかから組み合わせ自由で3台まで利用できます。
シマンテック社のノートンは売り上げの世界シェアナンバー1の騒動セキュリティソフト。
ノートンは家庭向けセキュリティソフトの最新テストでトリプルA評価を獲得、また別な評価機関では快適さナンバー1にも輝いているんです。
商品名の「Plus」の部分はmacやandroid端末にも対応している点を差しています。
■総合セキュリティタイプ
ソフトバンク光におけるセキュリティ名称 | 月額料金 |
BBセキュリティ powered by McAfee® | 539円 |
BBセキュリティ powered by Symantec™ | 539円 |
こちらはwindowsのみに対応した総合セキュリティサービスです。
2つのセキュリティソフトの中から選択することができるそのラインナップは、
- マカフィー社のマカフィー
- シマンテック社のノートン
となっています。
●「BBセキュリティ powered by McAfee®」=マカフィー
マカフィーもご存知の方は多いと思いますが、マカフィー社はインテルの子会社で商品名もマカフィーとわかりやすいですよね。
日本製のPCにも3ケ月の試供版としてマカフィーを選択できるものがありますが、マカフィーも先のノートンと肩を並べる信頼性のある人気ソフトです。
動作はノートンと比べて少々重い感じがありますが、ドイツやオーストラリアの独立系テスト機関では、パフォーマンスや使い勝手、マルウェアスパイウェア検知、フィッシング対策などで高評価を得ているんです。
1契約1ライセンスで3台のPCにインストールできます。
●「BBセキュリティ powered by Symantec™」=ノートン
片やもう一つの選択肢ノートンは、はじめのノートンと同等のスペックで、こちらはウインドウズのみ対応という点の違いだけです。
1契約1ライセンスで3台のPCにインストールできます。
モバイルセキュリティタイプ
ソフトバンク光におけるセキュリティ名称 | 月額料金 |
BBセキュリティ for Smart Device powered by McAfee® | 330円 |
BBセキュリティ Internet SagiWall™(Android版) | 330円 |
その名の通りモバイル用のセキュリティ対策で、OSはどちらもAndriod専用です。
●BBセキュリティ for Smart Device powered by McAfee®
どちらかといえば軽視されがちなスマホのセキュリティ対策。
そもそも以前のケータイなら、アプリのダウンロードやSNSのやりとりなどもなく外部との接触がほとんど無かった為、ほぼROMのみを使う当時のファミコンのようにウイルス感染するパーツもなかったんですね。
ところがスマホになってネットを始め端末への出入りが激しくなり、さまざまなルート(媒介)からのウイルス感染にも対策が必要なんです。
とくにスマホでは、ウイルスやマルウェア対策が必要とされていて、これらをしっかり守ってくれるのがこのモバイル用マカフィーです。
1契約1ライセンスで1台のAndroid端末にインストールできます。
●BBセキュリティ Internet SagiWall™(Android版)
Internet SagiWall™は、ソフトバンクグループ会社のBBソフトサービスが提供するセキュリティ対策です。
このソフトの特徴は「インターネット詐欺」に特化している点です。
最近とくに多い「本物に見せかけた偽サイトやワンクリック詐欺」などは、いわゆる「トロイの木馬」などに代表されるコンピューターウイルスではない為一見見分けがつかず、一般的なウイルス対策ソフトでは防ぎきれないんです。
インターネットサギウォールは、このすり抜けたインターネット詐欺を防御する対策ソフトというわけで、一般的なセキュリティ対策ソフトと併用することもできるんです。
今回のBBセキュリティにおけるサギウォールはAndroid端末のみ対応、
1契約1ライセンスで1台のAndroid端末にインストールできます。
BBセキュリティは使うべき?
さてBBセキュリティについて解説してきましたが、これらはあくまでソフトバンク光のオプションです。
ノートンやマカフィー、さらにはインターネットサギウォールもすべて、セキュリティ対策ソフトとしてパッケージソフト、ダウンロード版ともに市販されています。
同じグレードのものなら機能的には全く同じ、あとはコストと更新切れの際の入れ替えの手間ということになります。
■コスト面
パッケージソフトやダウンロード版は、通販で購入するのが一番安く上がります。
販売元で値段はさまざまですが、最も安いのはダウンロード版、次にパッケージ版、残念ながらソフトバンク光のオプションとしてのBBセキュリティがもっとも高くつきます。
ただコスト面だけではないのが次の点です。
■更新忘れ、入れ替えの手間
月額ダウンロード版は月単位での契約になるので、必要な時に必要なだけ使用することができます。
パッケージ版はご存知の通り、1年版や3年版など、期限がくるとアップデートできなくなり、新種のウイルスなどに対応しなくなるのでそれは危険。
ただ最近のセキュリティソフトは、利用中のアップデートは自動に設定できる上、更新期限も事前に知らせてくれるので、見逃さなければ買い替えを忘れるといったこともないのですが、それも利用者次第、入れ替えの手間がかかるのは面倒くさがりには懸念されるようです。
ソフトバンク光のBBセキュリティはコスト面では一番高くつくものの、ソフトバンク光との契約がある限り自動更新、常に最新のセキュリティ対策が施されるので、更新忘れや手間をかけたくない人には向いているかもしれません。
まとめ
「BBセキュリティを利用すべきかどうか」の点については、個人個人で受け止め方や見解が違うので何とも微妙な所です。
例えば庭の手入れを時間をかけて自分でするのか、料金を払って業者に頼むのかといったようなもので、
- きっちり自分で出来る人は自分で購入してDIYで
- 少々高くついてもそれなりのアフターを含めてすべてお任せしたい人はBBセキュリティを
ということになりそうですね。
とにもかくにもセキュリティ対策はしっかり行なって、安心快適なインターネットを心がけましょう。